リフォーム、リノベーション

設計監理：芦田成人建築設計事務所
施工：(株)ハウスインフォ
写真：中村写真工房

【建築家コメント】
築100年以上の建物が！
過疎化、高齢化の進む地域社会の中で、空き家対策も一つの課題と言えます。
その昔、地域の長が住まわれていた築100年以上と言われる、この家でさえ空き家となり既に数年が経っていました。
子供の頃から、この地域に住まわれていた住まい手は幼い頃の憧れと、地域の活性を願い自己の居住、地域活性化の拠点とするために、この建物を購入されました。
母屋を自己の居住のために、蔵や納屋を地域活動の拠点のためにと二期に渡り工事を進行させて来ました。母屋を中心とする一期工事では内部の部屋割りを劇的に変えています。
そして大胆な部屋割りを補う意味で構造と断熱の補強を施し、現在の生活に耐えうる新しさと懐かしさが同居する住まいとなりました。
杉の木の香り、漆喰塗りの壁の表情、一つ一つに手仕事の跡が見られます。
時間を掛けて少しずつ進められたプロジェクトです。

芦田成人建築設計事務所：芦田　成人
http://a-netnavi.jp/architects/member/ashidaas/