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建築士詳細


(株)seki.design

建築士

石 憲明

有資格

一級建築士
住宅建築コーディネーター

事務所情報

略歴

1976 兵庫県生まれ
1995 甲南高校卒業
1999 大阪大学工学部環境工学科 
    鳴海邦碩研究室卒業    
    卒業設計「HIROBA」掲載
2000 一級建築士事務所@HAUS ARCHITECTSに参画
2001 大阪大学大学院工学研究環境工学専攻     
    鳴海邦碩研究室創業
2003 GoNs建築設計事務所共同設立    
    現代長屋TEN「カーサウエスト第16号」掲載
    現代長屋TEN「住宅特集03:8月号」掲載
2004 現代長屋TEN「大阪市ハウジングデザイン賞」受賞
   (with caseまちづくり研究所)
2005 一級建築士事務所 seki.deign設立
2011 すまうら文庫「神戸市景観ポイント賞」受賞
2012 一級建築士事務所 株式会社seki.designに法人化

得意分野

夫婦で設計するので主婦目線をプランニングに反映させる。
空間構成の面白さ
照明計画
素材選び

作品

須磨の家〜自然素材に、つつまれて暮らす〜

施工会社:有限会社ビームスコンストラクション

イメージ画像

3名の建築家による設計コンペを経て、コンストラクション・マネジメント方式によりつくられた住まいです。設計のテーマは「土と木と火」。自然の素材にこだわりました。

住まいの中心には「土間」のある広々としたLDKがあり、外部から靴を履いたまま、そこまで入っていくことができます。その真ん中には280mm角のどっしりとした大黒柱がそびえ、またダイニングキッチンの無垢のナラ材を組み合わせたカウンターやテーブル、薪ストーブの背後に立つ厚い版築壁(はんちくかべ)などが、空間に奥行きを与えています。

LDKのタイルの土間は、暮らしの可能性が広がる場所です。春は大きな壺に桜の枝を挿し、夏はたらいでスイカを冷やすなど、季節の演出にもってこいです。もちろん冬にはこの住まいの主役・薪ストーブの出番。階段下に積まれた薪もインテリアの一役を担って、温かいコーヒーを飲みながら揺れる炎を眺めていると、冬山の別荘のような空間となるでしょう。

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    土を固めて築き上げた版築壁は、幅2700mm×高さ2000mm、厚みも280mmあり、リビングでひときわ存在感を放ちます。昔ながらの工法でつくっているため、外観はまるで地層のようにダイナミックで、大地の力強さと美しさを感じることができます。

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    家の中心には280mm角のどっしりとした大黒柱が鎮座しています。この材木は、材木市場でクライアントと一目ぼれしたものでした。基礎から屋根まで通る、6mの一本もので、決して飾りではなく、家の重心で大黒柱本来の役割を発揮しています。背割りは埋木され、表面は丁寧にきめ細かく仕上げられているため、つい手で触れたくなってしまいます。

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    縦波のように格子のピッチを変えていくことによって趣のある表情をめざしました。斜めに張り出したモダンな屋根の軒にも杉板を張り、格子と調和した「和」のテイストを意識しています。

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    玄関からダイニング、リビングに渡ってタイル貼りの土間が続きます。土間は30mmと肉厚な桧板の階段、版築壁、薪ストーブが配され、暮らしのアクセントとなる場所です。

物件データ

敷地面積 189.85平方メートル
延床面積 69.85平方メートル
用途 専用住宅
構造 木造軸組み2階建て
家族構成 40代夫婦+子1人
所在地 兵庫県神戸市須磨区
その他
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