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建築士詳細


(株)MMADO一級建築士事務所

建築士

松田 正義

有資格

一級建築士

事務所情報

略歴

1975年 京都生まれ
2003年 大阪市立大学大学院 前期博士課程修了
2004年 ローバー都市建築事務所 勤務
2008年 一級建築士免許取得
2011年 松田正義建築設計事務所 設立

得意分野

京町家の伝統的な和のデザイン要素を取り込みながら、現代のライフスタイルに合わせた柔らかく温かみのある空間づくりを心掛けています。
無垢の木などを用いた、自然素材を活かしたものづくりをしていきたいと思っています。

作品

西休寺庫裡
イメージ画像

 京都市伏見区に建つお寺の庫裡の改装計画である。
 西側に隣接するパブリックスペースである本堂と、プライベートスペースである庫裡、更に、セミパブリックスペースとなる、事務室・応接室をいかに構成していくかかが今回の計画の大きなポイントであった。
 改装前は本堂正面から直接出入りしており、使い勝手が悪かった玄関を庫裡側へと移し、玄関ホールから本堂へ出入りする動線計画とした。
 また、応接室は玄関の正面に設け、本堂と庫裡の中間に位置させる事で相互干渉が無いようにし、それぞれのスペースで気兼ねなく利用できるようにしている。
 住職事務室は既存の本堂入口を活用し、直接出入りが出来る位置とするとともに、プライベートスペースとは明確に切り離された平面構成としている。
 庫裡の構成としては、1階にLDK+水廻り、2階に寝室を設けるオーソドックスな断面構成をとっている。
 当計画の特徴として、2階にはサブリビングを設ける事で子供たちの遊び場・勉強場所として利用する事が出来、急な来客時でも1階のLDKが散乱しているといった非常事態が無くなる。
 更に、日当たりのいい南側が本堂への参道になっている為、参拝者の目に付く場所へ洗濯物を干す事が出来無い。そこで、2階南側をインナーテラスとして計画し、物干し場所を確保すると共に、参拝者の視線を遮る為に出格子を設けている。
 外観も本堂に色目を併せると共に、格子や瓦庇といった伝統デザインを設ける事で、新旧の意匠的な一体感を持たせている。

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物件データ

敷地面積 709.43㎡
延床面積 298.97㎡
用途 庫裡
構造 鉄骨造2階建て
家族構成 夫婦、子供一人
所在地 京都市伏見区
その他
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