Details
建築士詳細


H+Mアトリエ

建築士

野田 裕彦・野田 美和

有資格

一級建築士事務所登録 第01A02915号
一級建築士 第248497号(野田裕彦)
一級建築士 第248714号(野田美和)

事務所情報

略歴

野田裕彦:卒業後、建築事務所勤務~2000年独立~2009年H+Mアトリエ共同設立
野田美和:卒業後、建築事務所勤務~2005年独立~2009年H+Mアトリエ共同設立

得意分野

傾斜地や狭小地など特殊形状の敷地での設計
併用住宅
高気密高断熱
全館空調
マンションリノベーション

作品

住吉山手の家

施工会社:(株)三幸建設

イメージ画像

神戸六甲山の裾野に広がる緑豊かな住宅地の一角に建てたアトリエ兼住宅です。東は住吉川の支流にあたり、夏には涼しい風が吹き上がってきます。この立地を生かすように東西面に大開口の木製引込み窓を開け、風が通り抜ける開放的な空間を計画しました。
風致地区である街並みの美観を損ねないよう、傾斜地の多い神戸市ならではの古い既存石積擁壁を残し、隣接する塀を墨入りモルタル仕上げとすることで現況の持つ歴史性と新しいテクスチャーをマッチングさせています。また外壁は全面米杉板張りとし赤茶色の柿渋を塗装。
外壁の赤茶色と周辺の木々の緑が織り合い、自然で落ち着きのある外観となっています。
プランは2階建てのワンルームで構成されており、1階をワーキングスペース、2階を居住スペースとし、東西面の大開口の窓からは計画通り心地のいい風が通り抜けます。
また必要に応じカーテンで仕切ることで個室としても使用可能としました。
室内の仕上げは1階床を墨入りモルタル、2階床をメルバウ無垢フローリング蜜蝋仕上げ、1・2階共通で壁は紙クロス、天井は米松の構造梁と針葉樹合板のあらわしです。いずれもメンテナンスが必要な材料ですが、時間と伴に経年変化していき、味わい深い素材感を楽しんでいくことができるものです。
据え置き家具は、無垢の木材のみならず、黒皮鉄板・ラワン合板・シナ合板といった工業製品で製作。切断面を切りっ放しにするなど素材を生かすデザインにすることでソリッド感のある正直な家具に仕上がっています。
木漏れ日の中に包まれ風が通り抜ける、シンプルで正直な心地のよい住宅です。

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物件データ

敷地面積 189.86㎡
延床面積 98.28㎡
用途 アトリエ兼住宅
構造 木造在来工法2階建て
家族構成 夫婦
所在地 神戸市
その他
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