最近は設計事務所のサイトに設計料は書いてあります。でも、どこまでどのように依頼するか?や土地の形状、地域によって違う場合があります。
・おおよそ建物費用の1割くらい
と思ってよいかと思います。家の大きさによって多少は違いがありますが、設計の仕事が大きく変わるわけではありません。
建物費用=施工金額の1割と書きましたが、施工金額は仕様によって大きく変わります。
高い材料や高額な設備を使う事によって建物の費用は上がりますが、それに伴い設計料があがるのも少し違うと思いますし、逆に、設計士が材料や仕様、設備を見直してコストダウンできたのに、設計料が下がるのもおかしいと思います。
ただ、設計は設計図(プラン)だけを書くことが仕事ではなく、設計し、材料や設備などを施主の要望と予算に合わせて提案したり、設計した内容が施工の中で間違いなく反映されているか?監理する事も設計事務所の仕事です。
設計というと、間取りのプラン提案だけと思っている人が多いですが、建築家に依頼した場合、プランニングに6か月、施工管理に6か月、ほぼ1年程の期間、家づくりに関わってくれる事を考えると、施工の1割ほどの設計料は決して高くないのではないでしょうか。
それから、設計事務所によって設計料は違います。
設計の考え方や費用の内容と期間なども多少違いがあります。
建築家に設計を依頼するという事は、設計と施工を分け、建築家を専門家として自分の代理として立ってもらうという事です。
設計施工を分ける事で、材料や設備がなんでも使える事になり、本当の自由設計になります。
そして、設計料はその分の上乗せになるわけではありません。設計料と施工費用を分けて払うだけです。
一般的に、贅沢な特別なものと考えいている人が多いですが、本当は多くの人の家づくりにとって必要な事です。