Y-House 高山 佳久

Y-House
コンセプト
[立体的な構成]

仕事用とプライベート用、車を2台置くことができる駐車場。1階に仕事で使う材料や資材をストックしておく倉庫。天気を気にせず荷物の積み下ろしをしたい。上の階は住居。自身も同業者で、普通の家では満足できない。室内の塗装、外壁の塗装は自身で行う。

校区を絞って土地探しからお手伝いさせていただいたケース。

車2台分の駐車スペースを取ると建物の配置できるエリアが限られてしまう。平面的にプランを考えていてもなかなかしっくりいく案にたどり着くことができない。垂直方向に立体的な構成をすることで糸口をつかむことはできないか。

駐車スペースを除いた部分に3層の建物を配置する。1階、2階、3階それぞれをずらしながら積み上げてみる。ズレによってできたスペースに意味を持たせることで、建物を特徴づけることはできないだろうか。

1階のズレによってできた凹部分は資材倉庫の軒下空間となり、天気を気にせず資材を積み下ろしできる場所となった。また凸部分に庭を設定したことで、玄関扉を開くと中庭とシンボルツリーが玄関先を演出してくれるとともに、倉庫奥の洗濯スペースのアイストップとなっている。

2階では1階の凸部分は先ほど1階の中庭を見下ろすことのできる半屋外の気持ちのよいルーフテラスとなっていて、立体的な外部空間として構成されている。これらの庭はLDと浴室から望むことができるようになっている。

3階では張り出した2階部分がルーフテラスとなっている。

[様々な庭が建物を彩る]

このようにズレによってできた凸凹は軒下、中庭、ルーフテラス、屋外、半屋外と様々な形式の庭を作り出し、建物の壁際を彩っている。この立体的な構成により敷地内の空間を無駄なく使いきることができた。

クライアント施工による外壁オリーブカラーの吹付コテ押え仕上、室内の某カフェカラーのグリーンと店舗で使用した特殊な塗装によって建物が一段と引き立てられている。
敷地面積
90.78
延床面積
120.24
用途
住宅
構造
木造 3階建