洲本の家 anet_admin

洲本の家
コンセプト
敷地は三熊山の麓、静かな場所にある。
クライアントからの要望はシンプルな平屋の家であった。

敷地はどこにでもある分譲地に見える。
一般的な分譲地にある建物の建ち方としては日当たりを優
先し南側に小さくても庭をとり北側は閉じられていること
が多いがこの敷地においてはそうした建ち方がふさわしく
ないように思えた。

そこで南北とも同じ窓の取り方をし、ウッドデッキを双方
につくることで南北の庭がどちらも使えるような配置とし
ている。そうした配置により風はよく抜け、家の中にやわ
らかく光は拡散する。大きな切妻の屋根の下、家族の暮ら
しをおおらかに包むうつわとしてその在り方はふさわしい
ように思えた。

そうしたおおらかさは仕上げにも共通している。
壁は土佐漆喰と漆喰。床はオークの無垢材。天井はペンキ。
木は杉、ニヤトー、メラピ、ラワン、タモと様々な材が使
われている。要素を少なくしてシンプルにするということ
よりも、多様な要素のどれかが突出することなくそこに在
る状態にすることで、温かくて静けさがあり、包容力のあ
る雰囲気となった。

家ができた時クライアントに言われたことがある。
無印の家のようなシンプルな家を最初はよいと思ってたが
真っ白な空間はどこか魅せながら暮らすという部分がある。
部屋が散らかっていても気にならないようなシンプルな暮
らしのできる家であることが自分たちには合っていてこの
家はおおらかな暮らしを包み込むうつわであると。

見た目はふつうだけれども、この家の持つおおらかさを感
じてもらえてとても嬉しく思う。
敷地面積
392.00㎡
延床面積
104.34㎡
用途
専用住宅
構造
木造平屋建て
家族構成
6人
所在地
兵庫県洲本市