高倉台の家 anet_admin

高倉台の家
コンセプト
敷地は30年以上前に公団により開発された閑静な住宅街にあり、前面道路(坂道)に面する北西側以外の3方向を隣家に囲まれている環境にある。

まず、地階扱いの車庫は、坂道からスムーズに出入りできるよう、前面道路に対して40度振った配置とした。それによって、敷地に生まれた空地が来客用駐車スペースとなり、建物自体も道路よりセットバックしたことで、街並みに対し緑地を提供している。

内部計画は、車庫の向きによって直上階は南を向き、直下に車庫のある1Fと基準1Fとに生じるレベル差を利用したスキップフロアの各スペースが、南側の庭を囲むように配置され、どのスペースからでも日照や庭への眺めを確保し、場所ごとに庭との関係性が築かれている。

坂道を上ってくる足取りのまま地階から1階、2階、ルーフテラスまでが緩やかに繋がり、この連続性が「流れ」のある空間を生み出している。この流れは外観の形態にも反映されており、ルーフテラスからは南西方向に、淡路島までの景色を一望することができる。

一方で、この流れの裏側では家事同線が合理的に繋がり、使い勝手の良い配置となっている。

内部が地階、1階、2階(ロフト)へと吹抜を介して、ワンルーム的に繋がっているので、深夜電力を利用した蓄熱式床暖房を採用することで、夜間にスラブに溜められた熱の輻射熱が家全体を暖め、他の暖房機器が必要ないほどの温熱環境と省エネを実現している。
敷地面積
228.94㎡
延床面積
173.40㎡
用途
専用住宅
構造
地下RC造+1・2階木造
外観。道路に対して、40度振った配置としている。
ダイニングからリビング方向を見る。ダイニングとリビングはスキップしている。
リビング夕景。ダイニング方向を見る。
デッキテラス。明石海峡大橋や淡路島を望むことができる。