住吉山手の家 鈴木 道子
- コンセプト
- “海が見える家”
この家は敷地の北半分を削り、残った南半分の敷地の上に迫り出すように二層分を積み重ねている。これは駐車スペースの確保と緩んだ地盤を強固に固めその土留め擁壁を家の基礎と兼用させた断面計画の結果である。又、東外壁面では既製サッシの組合せでコストを抑えつつカーテンウォール状に構成し、2階個室から3階のロフトまでの大開口となっている。これは東面、南面を隣家に迫られ、北面は道路を隔てて周辺の家々からの視線がある…といった環境の中で隣家から最も引き距離が取れる東面で周辺の視線を気にせず南東からの光を取り込むといった意図からである。が、理由はこれだけではない。この開口部は実はこの家の最も大きなコンセプトである「海が見える窓」なのである。3階の居間からはまだ見えない。が、ロフトに上がるとこの目的を果たす事が出来る。
「昔は神戸港が見えた…今では周辺が建て込んで屋根裏の窓からしか
見えなくなった。又、海が見えたら…。
品性のある佇まい…この辺りの昔からの周辺環境に合う家の風景…。
明るく開放的なリビングがあり簡素で且つ機能的な家にしたい。」
― これは施主が最初に語られた家への想いであった。 - 敷地面積
- 165.71㎡(50.1坪)
- 延床面積
- 118.71㎡(35.9坪)
- 用途
- 一戸建ての住宅
- 構造
- 混構造(鉄筋コンクリート造+木造) 地下1階、地上2階建て
- 家族構成
- 夫婦
- 所在地
- 神戸市東灘区