House-M 高山 佳久
- コンセプト
- [鉄と合板と北欧家具]
warehouse、factoryのような佇まいをイメージしている。
鉄骨表しでラーチ合板で仕上げられた住宅。イメージに近い雑誌を見せていただき、このような感じにしてほしいということと、好きで集めている北欧家具や雑貨が映えるような空間でありたいということ。
そして気になる土地が決まっていてそこにどのようなボリュームの住宅を建てることができるかということ。
[倉庫、工場のような雰囲気を]
鉄鋼関係の仕事に就きつつ、自身の作家活動としての錫器の創作。金属という素材。そして倉庫、工場という雰囲気。これらはクライアントのライフスタイルからすると普遍的なものなのかも。
無骨なイメージのwarehouse、factory。そして北欧家具の繊細で美しい佇まい。この対比をどのように表現するか。
ラーチ合板。呼名なのかもしれないが、雑誌などでは目にする機会も多い。いわゆる針葉樹合板のことで、構造用合板のことを指すこともあり、それを仕上として使用すると節だらけで靴下やストッキングを引っ掛け、ささくれ立ち、クレームの種となり、造る側としてはなかなか手ごわい素材。質感も木目も粗く無骨。関東方面でラーチ合板というと下地材としての構造用合板のようなものではなく、もっと節の少ない仕上げ材としての合板があるそうで、などといった本当かそうでないのかよくわからない情報も入り乱れ、ずるずると保留事項に。現場に入ると様々なルートを介して工務店が見つけ出してくれた。東北方面の材木屋で節のないラーチ合板が見つかった。床だけだと数量確保できますよとのこと。
鉄とラーチ合板が持つ無骨さ。どこかに繊細さを加えたい。
ラーチ合板の出隅を全てを「留め」で納めてほしい。
無骨な鉄と、無骨ながら繊細なディテールで納められたラーチ合板。ここに対比を入れ込んでみた。
- 敷地面積
- 66.63
- 延床面積
- 103.53
- 用途
- 住宅
- 構造
- 鉄骨造 3階建