House-S & NO.201 高山 佳久

施工会社:グッドデザイン賞受賞

House-S & NO.201
コンセプト
[生活感をオモテに出さないデザイン]

大阪の中心部。様々な規模、用途の建築物が密集して建て込み、混沌とした様相を呈している。そのような状況の中、時間の流れがゆっくりと感じる、静かで心地よく、街の雑踏を感じさせない佇まいの店舗付住宅を求められた。これは、都市と対峠するのではなく、都市とうまく付き合いながら、落ち着いた生活を送るという意志の表れと理解し、都市との距離、つながりを再構築し、都市と生活、個と社会の新しい関係を計画した。

建物は1階が店舗、2~4階が住宅、4階のテラス部分には緑化を施している。

1階店舗においては、店舗単体が独自デザインを主張するのではなく、全体の中の一部として総合的に調和させた。

2階から4階の住宅においては、生活感をオモテに出さないデザインとすることで、都市の雑踏を居住空間に入り込ませないという表と裏の関係をつくり出すとともに、あらかじめ家族の成長に伴う将来的な生活スタイルの変化、個室の割り振りを見据えておく事で、オモテのファサードが崩れないよう配慮している。

[都会でゆったり]

外部から見えない4階は緑化することで密集市街地におけるプライベートガーデンとし、微力だけれどもヒートアイランド、地球温暖化問題に貢献したいという意思表示の場とした。

密度の濃い多彩な計画でありながら建物自らが出す情報量を控えめにする。その気配りと配慮がこの建物に落ち着きと静けさをもたらしている。
敷地面積
76.02
延床面積
180.95
用途
店舗付住宅
構造
鉄骨造 4階建