姫路の家 anet_admin
施工会社:笹原建設
- コンセプト
- 姫路の家: 中庭を介した介護空間の創出
この住宅のクライアントは、ご主人が体の自由を次第に奪われる進行性核上性マヒという難病を患った70代のご夫婦である。動線や水廻りとの位置関係といった主要なゾーニングやプランニングは、介助、介護、歩行訓練などのリハビリを第一に念頭においた設計としている。中庭を取り囲むように浴室、WCの水廻りを附設した就寝介助ゾーンとしての主寝室、日常生活ゾーンとしての広めのダイニング、キッチンを配し、収納ゾーンをかねた廊下と中庭を通り抜けるテラスをそれぞれの部屋につなぐことで回遊性のあるプランとし、リハビリにも活用できる動線を確保している。玄関脇の和室を接客用の空間と位置づけ、法事等の親族の集まりなどに対応できるよう、リビング空間としてのダイニング、キッチンと一体的に利用できるよう建具で緩やかに区画している。将来的には子供世帯との同居などのライフスタイルの変化にそなえ、南側敷地を活用した増築の余地を残した可変性の高い住宅としている。空間的には、片流れの屋根をかけて天井高さに変化をつけることで、縦の空間を活用しながら通風/採光を確保し、建て替わる前の2軒長屋の暗いイメージを払拭することに心を砕いている。
撮影:杉野 圭 - 敷地面積
- 269.25㎡
- 延床面積
- 121.12㎡
- 用途
- 専用住宅
- 構造
- 木造
- 家族構成
- 夫婦
- 所在地
- 兵庫県姫路市