オーベルジュメソン 三竿創 + 三竿佐喜子

施工会社:株式会社上原工務店

オーベルジュメソン
コンセプト
オーベルジュとは宿泊施設を備えたレストランのこと。メソンのコンセプトは「篭る」ということ。
今回のプロジェクトは、事務室・宿直室だった部屋を、宿泊定員は5名・布団敷きの客室に改修することである。ただし、改修部分からは、周囲を取り囲む雑木林がまったく見えないという、決定的な弱点があった。
これを逆転の発想で「特徴」に変えるために出てきたのが『茶室』という言葉。茶室の掛け軸、活け花、下地窓など、「切り取られた風景」は、脚を運んで下さるお客に日常を忘れさせるための、非日常の時空への入口なのだと思う。
『ハナレ』でも切り取られた庭があったり、内部なのに庭があったり、オーナーが自由に設える事ができる床の間があったり。非日常への入口は用意した。しかし、非日常の空間で、誰と、何をするのだろう?何のために?
非日常空間でともに過ごす人は、あなたの大切な人に違いない。
そこで過ごす時間はとても大切な時間だ。テレビなんて見てる場合じゃない。最も贅沢な過ごし方は、「対話」をすること。
腰を落ち着かせて、じっくりと。そうするために、『ハナレ』には3.6mの大きなテーブルがある。テーブルに並んで庭を眺めたり。テーブルを挟んで向い合ったり。対角線で
座ったり。

すべては、より良き日常のために。
延床面積
72.18㎡
用途
宿泊施設
構造
木造
所在地
滋賀県大津市